9月のご挨拶

2022_09_01

こんにちは
猛暑日があったかと思えば、季節は一気に晩秋のように感じられるようになりました。
だけど実際には9月になったばかり。年々、季節感を感じにくくなってきました。

コロナ禍は、つかみ所なく、なし崩し的に収束へと向かっているように感じます。
やはりウイルスに免疫力を有する人間が生き残れるのではないか、事実、そうした類似の生存競争を勝ち抜いた人間が生存してきたわけで、当初から集団免疫を獲得する政策が正しかったようにも感じられるので、我ながら思考がふらつき情けなく感じます。

同時に驚きを隠せないのが、突然の物価の高騰です。水面下では輸入価格等原材料の価格は上昇していました。”円安”がトリガーとなり、一気に高騰の一途をたどることになったようです。全ては、日本の国力の衰退が招き入れたことで、この部分については想定内でした。ところが、円安とロシアのウクライナ侵攻とが同時多発的だったことに驚嘆しています。そして、ここから有事への緊張感が高まってきました。

国内に目を向けても、コロナ関連の助成金、補助金等の政策は一巡し、事業者の実体が露呈してきました。つまり倒産という事象となって世間が知ることになりました。これから日本経済は冬へと季節が移ろうことになりそうです。一方で、人流が戻りつつあり、交流人口に関連する観光等で活気を取り戻しているようですが、人手不足は深刻な状況です。これが常態化していることを非常に危惧します。
こんなことでは日本全体の経済が浮上できるわけがありません。

企業には、雇用を産み出すことに社会的役割のひとつがあります。
ですが今、これがネックになっています。本末転倒な事態です。
やがて外国人経営者や管理者が中小企業の担い手になるように感じます。

毎度のことですが、抗うことはできません。
今月も自分たちにできることをひとつひとつ遂行して参ります。

2022年9月1日
株式会社REI
代表取締役　今中　剛